9日 原油は反発、値ごろ感とドル安を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ20セント高の70.97ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同30セント高の76.42ドル/バレルと、いずれも反発している。
9日アジア時間午前の原油相場は、急落後の値ごろ感から反発。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「8日にWTI原油相場が3ドル以上切り下がったため、買い戻しが優勢」と伝えた。また「ドル安が進んでいることから、ドル建てで決済されるコモディティ全般が買われやすい状況にある」(同氏)ようだ。ドル安の背景には、米ニューヨーク連銀が8日に発表した12月の消費者調査で、1年先のインフレ期待が3%と、2021年1月以来約3年ぶりの低水準となったことが挙げられる。
日経平均株価は先週末比452円89銭高の3万3,830円31銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.51円と、先週末17時時点(145.07円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):164.10 (↑2.47)