レックス22=反落、輸入が需給の緩みや原油安で下落

 10日のリムエネルギー総合指数22種(レックス22)は前日比0.33ポイント下落の173.01。内訳は国内(9種)が同0.05ポイント下落の158.79、輸入(9種)が同1.24ポイント下落の183.46。一方、輸出(4種)は同0.31ポイント上昇の176.78だった。
 国内指数は西日本の軽油指数が弱含んだことで小幅下落。軽油の海陸格差の拡大を受けて、海上市場での買い気が萎み、相場を押し下げた。この他の油種はもち合い。荒天による配船の乱れを受けて、積極的な取引は限られていた。ブタンやプロパンは、先高観を受けて足元での販売に慎重な業者が多く、膠着状態だった。
 輸入指数も下落。白油三品は、需要減退が意識された。特に軽油0.001%Sは欧州の暖房用需要が伸び悩んでおり、同1.65ポイント減少。プロパン、ブタンは原油安を受けた。またLNGは需給の緩みと軟調な欧州天然ガス市況を背景に、同9.90ポイントとやや下げ幅を拡大した。一方、FO 380cst 3.5%Sはシンガポール重油先物高を背景に、0.74ポイントの上昇。ベンゼンも大連商品取引所でスチレンモノマーの先物相場が強含んだことを受けた。
 一方、輸出指数はベンゼン、FO 380cst 3.5%Sの上昇を背景に、唯一上昇した。