10日 原油は続伸、暖房需要の増加期待で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ18セント高の74.10ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は18セント高の77.10ドル/バレルと、いずれも続伸している。
アジア時間10日午前の原油相場は続伸。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「北米の寒波で暖房需要が盛り上がるとの期待が、アジアでも続いている」と述べた。ただ、トランプ氏の米大統領就任を控えて、様子見ムードも強いと指摘。当面の焦点として「トランプ氏が大統領就任後に実際にどういう政策を打ち出してくるかに尽きると思う。インフレを喚起するような政策は米政策金利の高止まりや、米ドル高などを通じて、今年の原油市況にも大きく影響を及ぼすだろう」との見方を示した。
日経平均株価は前日比219円25銭安の3万9,385円84銭で推移している。ドル円相場は1ドル=158.19円と、前日の17時時点(158.19円)と比べ変わらず。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):173.01(↓0.33)