レックス22=反発、シンガポール先物高で輸入指数が200を突破
3日のリムエネルギー総合指数22種(レックス22)は189.88と、前日比2.05ポイント上昇した。国内(9種)は159.28(前日比0.26上昇)、輸入(9種)は201.83(同3.19上昇)、輸出(4種)は208.52(同2.70上昇)。輸入指数は2023年10月2日以来となる200を突破した。
国内指数は軽油が東西ともに上昇。製油所トラブルや定修による需給引き締まり感を反映した。またブタンが東西で前日比0.73ポイント切り上がった。8月のCPは7月を上回るとの予想が浮上しているうえ、為替のドル高・円安進行もあって先高観が台頭したのが要因だ。
輸入指数は、シンガポール先物高を受けて石油製品が全油種で上昇。特にLSFO0.3%Sは前日比5.51ポイント、軽油0.001%Sは同4.70ポイントの急伸だった。またベンゼン、プロパン、ブタンはアジア時間の原油高が反映。プロパンやブタンはトレーダーによる買い戻しの動きも大きい。また米ガルフ7月積みの輸出量が限定的なうえ、遅延も発生しており需給の引き締まり感がある。
一方、LNGの輸入指数は同2.71ポイント下落。欧州の天然ガス相場の下落に加え、市場には高値警戒感が広がっている。また供給も潤沢なため需給の緩和感が生じている。
輸出指数は全面高。特に軽油0.001%Sは前日比5.12ポイント、ジェットケロシンは同5.11ポイント上昇した。