2日 原油は小動き、米政府の関税政策発表を控え
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ1セント高の71.21ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同2セント安の74.47ドル/バレルと、いずれも小動きとなっている。
2日アジア時間午前の原油相場は小動き。米政府の関税政策の発表を控え、様子見ムードが広がっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「現時点でマーケット全体が非常に動きづらい状態」と指摘した。依然として米政府の関税政策に対する警戒感が根強いようだ。トランプ米大統領は2日午後に、貿易相手国と同じ水準の関税を課す「相互関税」の詳細を発表する見通しだが、「完全な詳細は決まっておらず、目先も反応しづらい状況が続く」(同氏)。一部報道では、新たな関税の規模と範囲について今もなお政権チームの最終調整が続いているという。
日経平均株価は前日比7円09銭安の3万5,617円39銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.85円と、前日の17時時点(149.63円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):163.43 (↑1.37)