26日 原油は反発、値ごろ感からの買い戻しで

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ20セント高の69.13ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同19セント高の73.21ドル/バレルと、いずれも反発している。
 26日アジア時間午前の原油相場は強含み。野村證券の高島雄貴エコノミストによると、前日の欧米時間に相場が大幅に下落したことで、値ごろ感から買い戻しが入りやすくなっているという。25日の市場では米トランプ政権の関税政策を巡る不透明感から米国の景気後退懸念が強まり、エネルギー需要の減少観測が台頭していた。
 さらに同氏は、「ウクライナ戦争の停戦の先行きがまだ不透明なため、原油相場は上がりやすい状況にある」と指摘している。
 日経平均株価は前日比436円30銭安の3万7,801円49銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.30円と、前日17時時点(149.28円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
 
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):169.46 (↓1.48)