17日 原油は小幅続落、地政学リスクの緩和見通しなどで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は先週末終値と比べ19セント安の70.55ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同14セント安の74.60ドル/バレルと、いずれも小幅続落。
アジア時間17日午前の原油相場は小安い。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)によると、米国の関税政策やロシアとウクライナの停戦交渉の進展による地政学リスクの緩和観測が、引き続き材料視されているという。
もっとも、芥田氏は足元の原油相場について「新たな材料には乏しく、値動きが鈍い」とも指摘。様子見機運もあり、相場の下げ幅も限定的だった。
日経平均株価は先週末比57円8銭高の3万9,206円51銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.79円と、先週末の17時時点(152.74円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):173.86 (↓1.37)