25日 原油は休場、強弱材料ともに散見
25日はクリスマス休暇のため、WTI、ブレントとも取引なし。
エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは足元で強弱材料が入り乱れているとの見方を示した。中国政府が新たな景気刺激策への期待感や年末年始に株価が上昇する「サンタクロースラリー」が強材料となっている。
また、米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計で、原油やガソリンなどが減少すると市場で予想されているという。
一方で、25年は石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の自主減産が終了する予定とあり、期先にかけて供給過剰になると目される。中東では武力衝突が続いているものの、原油の供給に影響が出ていない。そのうえで野神氏は、「米国次期大統領のトランプ氏が、市場で予測しにくいような発言をし、原油相場に影響を与えることもあり得る」とした。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):169.84 (↑0.04)