2日 原油は反発、OPECプラス会合待ち
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ40セント高の68.40ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同38セント高の72.22ドル/バレルと、いずれも反発している。
アジア時間2日午前の原油相場は反発している。野村証券経済調査部の高島雄貴エコノミストによると、新規材料に乏しいなか安値拾いの買いで反発している面があるようだ。また、同氏によると、中東情勢の不透明感も相場の支援材料という。イスラエルとヒズボラは11月末に停戦の合意に至ったものの、その後もイスラエル軍がヒズボラの拠点を攻撃しており、不安定な状況が続いている。
もっとも、同氏は「基本的に足元は、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する『OPECプラス』の会合待ちの相場」と指摘している。OPECプラスは5日に閣僚級会合を開く。OPECプラスの生産方針次第では原油相場を大きく動かす可能性が高いという。この他、同氏は目先の注目材料として、今週に発表される米国や中国の経済指標を挙げた。
日経平均株価は先週末比67円16銭安の3万8,140円87銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.63円と、先週末の17時時点(149.99円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):166.26 (↓0.07)