30日 原油は上昇、中東情勢の緊迫化で

 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は68.35ドル/バレルとなり、先週末終値と比べ17セント高、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は72.22ドル/バレルとなり、同24セント上昇している。

 30日アジア時間午前の原油相場は底堅い。野村證券の高島雄貴エコノミストは中東情勢の緊迫化が市場で再び意識されていると指摘した。イスラエルがヒズボラの最高指導者を殺害するなど、先週末もイスラエルは攻撃を継続。地政学的リスクの高まりにより、原油の供給懸念が強まっている。経済面では、中国が先週発表した大規模な景気刺激策が引き続き好感されているという。

 日経平均株価は先週末比1,818円50銭安の3万8,011円6銭で推移している。ドル円相場は1ドル=142.38円と、先週末17時時点(143.20円)と比べドル安・円高方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):158.50 (↑1.37)