21日 原油は小幅続落、中東情勢の緊張緩和で

11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ10セント安の73.07ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同8セント安の77.12ドル/バレルと、いずれも小幅に続落している。

アジア時間21日午前の原油相場は小幅続落。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、引き続き中東情勢の緊張緩和を見越した売りが出ていると指摘した。ただ、世界の中央銀行関係者が集う米ワイオミング州のジャクソンホール会合を控えていることもあり、「市場全般で投資家が様子見になっており、原油の値動きが小さい」とも述べた。目先の相場展開については「ジャクソンホールにおける米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の金曜日の講演が焦点。もっとも市場は9月利下げを織り込んでおり、単に利下げを追認するだけならあまり動かない可能性もある」との見方を示した。

日経平均株価は前日比326円43銭安の3万7,736円49銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.31円と、前日の17時時点(146.56円)と比べドル安・円高方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):166.53 (↓3.07)