10日 原油は小動き、パウエル議長の議会証言や米CPI待ちで

11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ5セント高の81.46ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は同1セント安の84.65ドル/バレルと、いずれも小動きで推移している。
10日アジア時間午前の原油相場は小動きとなっている。マーケット・リスク・アドバイザリー共同代表の新村直弘氏は「基本的に足元の原油相場は金融情勢に左右される金融相場の様相。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言が昨晩の上院に続いて、今晩は下院で控えており、市場参加者の様子見気運が強い」との認識を示した。目先の相場展開については「6月の米消費者物価指数(CPI)の公表が迫っており、CPIを受けドル高が進むかどうかが原油相場を左右する」との見方を示した。
日経平均株価は前日比68円99銭高の4万1,649円16銭で推移している。ドル円相場は1ドル=161.49円と、前日の17時時点(160.92円)と比べドル高・円安方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):186.97(↓0.20)