18日 原油は小幅まちまち、強弱材料が交錯
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ3セント安の80.30ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同1セント高の84.26ドル/バレルと、いずれも小動きで推移している。
18日アジア時間午前の原油相場は小幅まちまち。強弱双方の材料が交錯し、狭いレンジ内で推移している。北半球で夏場の需要増加が見込まれるなか、目先の需給が逼迫するとの警戒感が相場の支援材料。一方、前日の相場急伸を背景とした高値警戒感が広がり、利益確定の売りが散見される。野村證券の高島雄貴エコノミストは、「足元ではやや買われすぎの水準にある」と指摘した。17日の市場では、ニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を上回って改善したことを受け、米国株式相場が上伸。リスク資産に対する買いが強まり、原油相場も押し上げられていた。今後の相場見通しとしては、「小幅ながら下げ基調で推移する」との見方を同氏は示した。
日経平均株価は前日比378円48銭高の3万8,480円92銭で推移している。ドル円相場は1ドル=157.61円と、前日の午後5時時点(157.56円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):180.86 (↓0.46)