4日 原油は続落、OPECプラスの減産幅縮小受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ49セント安の73.73ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同46セント安の77.90ドル/バレルと、いずれも続落している。
アジア時間4日午前の原油相場は続落。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の減産幅縮小観測から3日のニューヨーク市場で原油価格が約4カ月ぶり安値を更新したことを受け、「アジア時間でも売りの流れを引き継いでいる」と指摘した。目先の相場展開については「週末の5月の米雇用統計がポイントとなるが、それまでは下値を試すのではないか」との見方を示した。
日経平均株価は前日比198円10銭安の3万8,724円93銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.42円と、前日の17時時点(157.12円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 182.24 (↓0.24)