26日、原油は続伸、ラファ侵攻懸念で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ25セント高の83.82ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同29セント高の89.30ドル/バレルと、いずれも続伸している。
アジア時間26日午前の原油相場は続伸している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部の都市、ラファへ地上侵攻の準備を進めていることで、「中東の地政学リスクが再燃している。アジア時間でも前日のニューヨーク市場の流れを引き継いでいる」と指摘した。目先の相場展開については「中東情勢がある反面、米連邦公開市場委員会(FOMC)も迫っているため動きにくくなるのではないか」との見方を示した。
日経平均株価は前日比206円76銭高の3万7,835円24銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.57円と、前日の17時時点(155.63円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 181.62 (↑1.01)