18日 原油は反発、IEAの2024年見通しが強材料視
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は先週末終値と比べ33セント高の81.37ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同26セント高の85.60ドル/バレルと、いずれも反発している。
18日アジア時間午前の原油相場は上昇。マーケットエッジの小菅努代表取締役は「国際エネルギー機関(IEA)が14日、2024年の原油市場は供給不足に陥るとの予想を公表したことが影響視されている」と伝えた。また、イスラエルのネタニヤフ首相が17日、イスラム組織ハマスに対する軍事作戦を継続し、ラファへ進軍するとの考えを示したことから、「停戦協議がうまくいかない可能性が強まっている。これも原油相場を支える要因」(同氏)のようだ。
ただ、先週末から18日アジア時間午前にかけて原油需給に影響を与える大きな話題が見られないため、「基本的には新規材料に乏しく、相場は方向感に欠ける」(同氏)。
日経平均株価は先週末比854円99銭高の3万9,562円63銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.09円と、先週末17時時点(148.58円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):173.36 (↑0.68)