19日 原油は反落、米株価の軟化などが弱材料に
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は先週末終値と比べセント40セント安の78.79ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同63セント安の82.84ドル/バレルと、いずれも反落している。
19日午前の原油相場は軟調。米主要株価指数の反落やドル指数の上昇が原油相場に下げ圧力を加える一因となっている。さらにドル指数の高まりなどを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が一時的に後退。リスク資産の原油が売りを浴びやすい状況となっている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは足元の値動きについて「原油に固有の材料ではなく、原油を取り巻く環境の弱材料が影響している」と述べた。
日経平均株価は先週末比181円97銭安の3万8,305円27銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.96円と、先週末17時時点(150.24円)からドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):172.68(↑0.80)