24日 原油は小幅反発、持ち高整理の買い
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ8セント高の74.45ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同9セント高の79.64ドル/バレルと、いずれも小幅反発となっている。
アジア時間24日午前の原油相場は小幅反発となっている。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、ドル高基調で原油が売られやすい反面、中東の地政学リスクが下支えし、相場が膠着するなか、持ち高整理の買いが入っていると指摘し、「今週後半から来週にかけて欧州中央銀行(ECB)理事会や米連邦公開市場委員会(FOMC)、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する『OPECプラス』の合同監視委員会(JMMC)などイベントも多く、様子見姿勢が強い」と語った。目先の相場動向については「イベントを控え、持ち高調整に起因した値動きになるのではないか」との見通しを示した。
日経平均株価は前日比282円9銭安の3万6,235円48銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.14円と、前日の17時時点(147.58円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 166.96 (↑2.10)