17日 原油は下落、米株安・ドル高で

11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ43セント安の71.97ドル/バレルと続落、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)も同36セント安の77.93ドル/バレルと反落している。

17日アジア時間午前の原油相場は続落。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「米国の金利上昇を受け、米国株が下落し、外国為替市場でドル高が進んでいる。これを受け、原油は米株安に伴う需要の減退懸念とドル高によるドル建て商品の割高感から売られている。アジア時間でもこの流れが続いている」と指摘した。目先の展開については、米金利が落ち着くまでは金融情勢に左右される金融相場の様相を呈するが、「原油は紅海の地政学リスクなどもあり下値は限られそうだ」との見方を示した。

日経平均株価は前日比202円9銭高の3万5,821円27銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.16円と、前日の17時時点(146.16円)と比べドル高・円安方向に振れている。

◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):164.44 (↑1.14)