レックス22=続伸、輸出指数主導で上げ幅拡大

リムエネルギー総合指数22種(レックス22)は上げ幅を広げて続伸した。21日の指数は前日比2.38ポイント高の165.71。指数を構成する種別でみると輸出が主導した。国内(9種)は156.00と前日比0.18ポイント低下したが、輸入(9種)は2.72ポイント高の172.50、輸出(4種)は168.64と4.60ポイント上昇した。

国内指数はガソリンや軽油、プロパンなどが横ばいだったが、灯油やA重油(ボイラーや小型船舶エンジンなどで使用される燃料)などが弱含んだ。灯油とA重油は、一部の大手元売りによる仕切り価格(特約店向けの卸売価格)の引き下げが重しとなった。

輸入指数は総じて上昇。特に、船舶燃料(380cst)が前日比5.00ポイント上昇、基礎化学品であるベンゼンが同4.62ポイント高と目立った。ただ、9種のうち液化天然ガス(LNG)は同7.25ポイントの下落と、9種の中で唯一下げた。中東の地政学的リスクの低下から欧州で天然ガスの価格が下がり、その余波を受けた。

輸出指数は全面高となった。船舶燃料は前日比5.09ポイント上昇、次いでベンゼンが同4.66ポイント上昇だった。ベンゼンは原料コストの指標となる原油価格の上昇が強材料。